2005年02月25日
フジ子・ヘミング 我が心のパリ
『フジ子・ヘミング 我が心のパリ』
パリのほろ苦い記憶。それは私にとってかけがえのない宝物。
こうして、憧れのパリに住めるようになり、言葉に表せないほど感謝している。
忘れなかった神様と、励まし続けてくれた母と、私のピアノの音を理解してくる
人たち。そして猫のお陰だ。
クリスマス・イブに一人ぼっちで惨めで泣いたこともあるし、砂糖水しか飲めない日もあった。
でも、どんなに苦しくても、夢のない後ろは振り返らなかった。
いつまでも過去を引き摺っていると、扉は開かない。
これからも、弱い者たちをピアノで励ましたい。
早くこの世から、飢え死にしそうな子どもや動物たちがいなくなり、みんな心穏やかに
暮らせるよう願っている。
どうか私のピアノの音で、ひとりでも苦しみから救えますように。
(作者あとがきより)
大好評「フジ子・へミング 運命の力」に続くシリーズ第二弾!
「奇跡のピアニスト」の言葉が響く。読むと勇気が湧く珠玉のエッセイ。
発売:2005年2月
書籍分類:単行本
出版:阪急コミュニケーションズ(CCCメディアハウス)
ISBN-10:4484052024
ISBN-13:978-4484052021
ページ:127ページ
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